相対取引とは
外国為替(FX)は、「売り手」と「買い手」の当事者同士で、通貨、数量、価格、期日などが一致すれば取引が成立します。
こういう取引のことを「相対取引(あいたいとりひき)」と言います。これに対して、株式取引の場合は、東京証券取引所などで取引が行われるので「取引所取引」と呼ばれています。「相対取引」と「取引所取引」との違いは、為替レートの決まり方にあります。「相対取引」の場合は、当事者間同士で為替レートが決まります。これが「相対取引」と言われる理由になっています。そのため同じ時刻に取引されてもレートが異なり、複数のレートが存在することになります。「取引所取引」の場合は、原則として、同じ時刻に取引された為替レートはすべて同じになっています。「原則として」と書いたのは、東京証券取引所と大阪証券取引所とで同じ銘柄が取引されている場合には、双方で違ったレートになることがあるからです。一般の個人投資家が取引を行う場合は取引業者の示す価格に対して売買の意思を表示することになります。しかし、実際には個人投資家はFX業者を介して取引するわけで、厳密にはFX業者が個人投資家に代わってインターバンクに全く同じ注文を出しているわけではありません。FX業者にはディーラーがいて、実際の売買を行い、インターバンクのレートに業者の利益分をのせて個人投資家に提示しているのです。これによって、FX業者も個人投資家にも利益が出るように取引しているわけです。インターンバンクのレートは個人投資家からは見えないので、どのFX業者を選ぶかは重要なポイントとなります。